お久しぶりの更新となります。海底鬼岩城のリメイク「新のび太の海底鬼岩城」を見てきましたので簡単に感想を。
※もちろんネタバレがありますので映画を見る前の方はご注意ください。
なるほどと思う箇所が多々でバギーやエルといった既存のキャラクターをより深掘りし、前作の4作目以降いくつか様々なロボットと人間をテーマにしたドラ映画が作られた今だからこそできた海底鬼岩城だなと感じました。
今回は6つの項目にわけて感想を言いたいなと思います。
OP・EDなど
OP、タイトルロゴだけ出て話が進んだのでまさか宝島のようにないのではないかと心配したのも束の間ちゃんとありましたね笑
ワンニャン時空伝や新魔界大冒険を思い出す手作り感のあるOPで懐かしかったです。貝に挟まれるのがのび太でそこはスネ夫だろとか思ったり(どうでも良いツッコミ)
EDは情報量満載!アニメオリジナルの[なんでもアイス棒]や、原作[ハイキングにでかけよう]のゴミを吸い寄せる磁石に籠まで!だから掃除の時だけドラミちゃんがいたんだね(ドラミは映画に姿を見せるのは南極以来9年ぶり)
掃除の場面は安雄などのモブがたくさん出る上、スネ夫が積極的に掃除してる様子がドアップだったのはセンスがあるなぁと。(原作だとかなりゴミ捨てる奴)
最後のカット、野比家の机の上の写真で終わるの。オシャレだなぁと。あえてネジがあるであろうしずかの部屋じゃなくのび太の部屋なのが良いですよね。(言葉にならない感動)
保護者としてのドラえもんとのび太としずか
冒頭、しずかママの許諾や歴代の冒険シーンがカットされるかわりにのび太のママからドラえもんに[みんなをお願いね]とお願いされます。
友達としてのドラえもんからみんなの保護者としてのドラえもんに変わる瞬間です。
ジャイアンやスネ夫をしつこく注意するのも、牢屋でのび太とバギーを優しく見守るのも納得が行きます。
そして今回はのび太としずかの関係性がさり気なくしっかりと描かれています。
・2人で手を繋いでバリアを抜けるシーン
・しずかが囮になるのを最後まで拒むのび太
・バギーを失ったしずかを励ますのび太と、バギーに平和になった世界を見せたいのび太を励ますしずか
しずかちゃんがメインかつ、バギーちゃんという相手がいる映画だからのび太としずかは入れ過ぎたらノイズになってしまいますが話を妨げずドラえもんの欠かせない(のび太♡⇒しずか)を上手く入れ込んでいたなと。
のび太・ジャイアン・スネ夫
今回は先ほど話したとおり、しずかとバギーのお話。ドラえもんは責任者。
そうなった時、話に彩りを添えるのがこの3人。
トラブルは起こすし、足手まといだけど比較的シリアスなこの映画を自然な形でいつものドラえもんに戻してくれる安心感を感じました。
いつもはのび太がメインなのであまり見ないけれど3人がワチャワチャしている雰囲気はレアだったのでまた見たいな〜と。
人間ナンテイバッテモ⋯のシーンはちゃんと怖さは残しつつもすぐにくすっと笑えるような作りになっていて上手いな〜と感じました。
ひみつ道具
今回1番良くも悪くも気になったのがひみつ道具です。
・まずとりよせバックでどこでもドアを取り出すくだり、セリフだけでとりよせバックが出てこないのですがそこはさり気なく持たせたりしたほうがわかりやすいのでは?と感じました。とりよせバックって我々は知ってますけど映画にはなかなか出ない道具だし。(南極カチコチくらい?)
・はじめに使われたエラチューブ、人が呼吸できるようになるだけだからテキオー灯浴びるまでの間にのび太の服とんでもないことになってるのでは!?
・どこでもドアは途中でイカに壊されますが最後に帰る時しれっと登場してます。小説版ではムー連邦の人達がドアの欠片を見つけてくれてタイムふろしきで復元します。それがカットされたのは恐らくバギーちゃんも復元できるじゃんになっちゃうからですね。でも壊れたはずのドアが説明も描写もなく治ってるのは不自然ですよね。
・終盤の様々な道具で戦うシーン。テンポは良いけれど初見者は分からないだろなと心配になりました。入場者特典で原作回が読めるからそういう面ではオタク向けというかマニアックなものも自然に取り入れられるようになったんだなぁと嬉しくもあります。トレアドールなんて日本誕生にしか出てないぞ!
・そしてモグラジェットちゃん。。特攻して散るも誰も悲しまない令和でも報われないのであった。
・ムードもりあげ楽団の捕まりに行くのに楽しげな音楽のシーン。ぶっちゃけ海底鬼岩城で1番楽しみにしていたのでめっちゃ嬉しかったです!!⋯が、昨年のころばし屋しかり人気ロボ型ひみつ道具を壊す映画が続いてますね⋯。来年はミニドラか?おもちゃの兵隊か?何の人気ロボ型道具が犠牲になるか楽しみです
エルや海底人
議長や他の議員が深掘りされたこととても良かったです。
エルはとにかくかっこよかった✨️
けれど、演説や訴えのシーンは同じくリメイクの宇宙小戦争2021のパピと似たようなセリフになっちゃってたので(仕方ないけれど)新鮮味はあまりなかったなぁ。
バギーとしずか
やはり1番だいじなのは水中バギーについて!!車らしさや機械らしさが思考的に増したなと思いました。
・バギーの声も賛否ありますが旧の時代と違い、今の車に声が付くとなるとカーナビの声が連想しやすいので個人的にはしっくりきました。
・好きな子が泣いてる(恋愛)から勢いあまって特攻は魅力的だし美しいのだけどそれは40年前に描かれた表現されたから美しいものだと思っていて。
今回は恋愛感情というより自分を認めてくれた唯一の人がしずかちゃんなんですよね。尊敬に近いのでしょうか。元をあまり壊さず時代に合わせた改変で個人的には好感でした。
(ぼくは死にましぇ〜んが数十年前だと感動や名シーンだけど今新たに制作されるとストーカーやネタ枠のようになるように)
・原作にもある写真のくだりでしずかがバギーに「人は思い出を形として残す」と語るのが後のネジに繋がるのも上手いなと感じました。
・バギーはメインの機能としては走るために作られたものなのでタイヤのネジを締めておまじないを描くという風にしたのは上手いなと。より一層ネジに深みが増すのが良い⋯。しずかが描いた☆彡は流れ星ではあるけれど旧作のヒトデをバギーに飾るオマージュのように感じてとても良かったです。
全体的に
私は久しぶりにドラ映画で泣きましたし、かなり好きです。
懐かしさ(F先生原作)と懐かしさ(2000年代)の融合といった少し不思議な感覚を覚えました。
どちらも年代の違う懐かしさですね。
F先生原作らしい懐かしさはもちろん原作がF先生なのは大きいですが冒険パートをしっかりと描き、専門的な知識もしっかり入れ込んだうえで、環境問題を原作よりしっかりと取り扱っているところ。
2000年代らしい懐かしさは先ほどのOPもそうですし、顔芸がそこそこ取り入れられていた点(あたたかい目や歯茎丸出しなど)、心や信じる気持ち、友情にフォーカスしている点。
(近年は感情的になるシーンや友情などはあまり触れず原作の少しドライな雰囲気が多いため)
なので、どちらも好きな私としては凄く嬉しい映画でした。
おまけ
おまけとしてロボット×人間をテーマに描かれた作品達の要素が今作には散りばめられていたように感じるためまとめます!!
・鉄人兵団(敵に勝って喜ぶ側と仲間を失った側の対比)
・ロボット王国(ドラえもんは機械じゃなく友達)
・新鉄人兵団(人間の理不尽を身近で感じ疑問を抱きつつなりたい自分に変わる)
・空の理想郷(過去の持ち主に酷い扱いを受けたがドラ達と交流し何かが変わる)
とてもすてきな映画でした!!また発見やグッズなど更新していけたらなと感じます!!ここまで読んでいただきありがとうございました!
またこのブログとあなたが出会えるその日まで!